巨人・阿部慎之助監督(45)が「第3回WBSCプレミア12」の初戦となる13日のオーストラリア戦(バンテリン)で開幕投手として登板する井上温大投手(23)にエールを送った。
阿部監督は「こんな経験はできないと思う。抑えたら抑えたで自信になるだろうし。打たれたら打たれたで、まだまだダメなんだと思えるだろうしね。そういう場だからね」と鼓舞した。
日本ハム・伊藤をはじめとするコンディション不良で出場を辞退した選手らの代役として、10月下旬に追加招集された井上。レギュラーシーズンでは自己最多の8勝を挙げ、チームのリーグ優勝に貢献。さらにDeNAとのCSファイナルステージでは第4戦(19日、東京ドーム)に先発し、6回1失点と好成績を収めた。
そんな井上は宮崎秋季キャンプに行く直前に「(メンバー入りを)聞いた瞬間は僕ずっと夢だったので、夢がかなってうれしいと思った。ただ、考えれば考えるほど『僕じゃないな…』と思っちゃって、不安になってます」と本音を吐露していた。だが、最後には「自分の実力を日本代表のレベルで見てくれるのはうれしいことなので、その期待に応えられるように頑張りたいと思います」と初の国際大会に向けて気合十分だった。
指揮官のエールを胸に、開幕戦で自分の投球を見せつけることはできるか。