西武歴代最多の194セーブ、109ホールドをマークし、今季限りで現役を引退した増田達至投手(36)に「指導者育成プラン」が用意されることになりそうだ。
西口文也新監督(52)率いる新生西武は10月30日から宮崎・南郷、埼玉・所沢の2か所に分かれ、秋季キャンプを行っている。
日本シリーズ、韓国シリーズも終わり、鳥越裕介ヘッドコーチ(53=元ソフトバンク、ロッテ)、2007年以来の復帰となる立花義家打撃コーチ(65=前韓国・サムスン)の合流にもメドが立ち、いよいよ新政権のコーチングスタッフが勢ぞろいする。
一方で、今回の組閣に入らず去就が不透明なままなのが、チームの功労者である前守護神・増田だ。果たして増田は渡辺GM兼監督代行、松井監督らと同じく退団してしまったのだろうか。
複数の関係者の話を総合すると「球団には残る」とのこと。ただ本人の希望もあり、球団のサポートを受けながら外から広く野球を勉強し、将来的な指導者就任につなげたい意向だという。
どうやら具体的には「評論活動などではなく球団に籍を置いたまま、例えば大学などに通い、専門的な勉強をしてもらうようなイメージ」(関係者)が今後、増田に用意される引退後のプランのようだ。
これは過去にも、武隈祥太球団本部ハイパフォーマンスグループ付バイオメカニクス担当兼ファームコンディショニングチェック担当(34)も通ってきた道であり、こうした指導者育成プランに増田も続いていく模様だ。