打撃のベストナインに相当するシルバースラッガー賞の最終候補が4日(日本時間5日)に発表され、ドジャースの大谷翔平投手(30)がナ・リーグDH部門で最終候補2人に入った。カブスの鈴木誠也外野手(30)はナ・リーグの外野手部門の最終候補5人に名を連ねた。受賞者は12日(日本時間13日)に発表される。
MLB公式サイトは大谷について「大谷はMLB史上初めて50本塁打以上(54本塁打)と50盗塁以上(59盗塁)を達成した選手となり、記憶に残るシーズンを過ごした」と絶賛。ライバルのブレーブスの主砲マルセル・オズナ(33)について「オズナは統計的には一時期、大谷と並んでいたが大谷が引き離した。それでもオズナはブレーブスで多くのシーズンを過ごし、OPS9割2分4厘、39本塁打を記録した」と紹介した。
ドジャースからは捕手部門でウィル・スミス捕手(29)、一塁手部門でフレディー・フリーマン内野手(35)、外野手部門でテオスカー・ヘルナンデス外野手(32)、ユーティリティー部門でムーキー・ベッツ内野手(32)と両リーグ最多の5人が候補に入った。
鈴木について同サイトは「カブスで21本塁打放ち、OPS8割4分を記録。NPBでの9シーズンを経て、メジャー3年目も(打撃は)上昇傾向を続けている」とした。
同賞は各球団の監督やコーチの投票で決まる。選出されれば大谷はア・リーグDH部門で受賞したエンゼルス時代の昨季に続き2年連続3度目で、過去最多の3度受賞しているイチローに並ぶ。鈴木が選出されれば、初で日本選手では3人目だ。