エルヴィス・プレスリーの義理の弟が「エルヴィスが生きていれば、ドナルド・トランプは狂っていると思うだろうが、支持していたはず」と主張した。英紙エクスプレスが4日、報じた。
愛国心の強いエルヴィスは、その短い生涯の中で、米国大統領について真剣に受け止めていた。ヒッピー文化とドラッグ文化を懸念したエルヴィスは1970年、麻薬取締局のエージェントになりたいと申し出るため、ニクソン大統領と会談した。そして、42歳という若さで死を迎える直前の1977年には、カーター大統領に電話を掛け、地元の保安官に対する大統領恩赦を要請した。
トランプ前大統領は大統領時の2018年、エルヴィスに大統領自由勲章を授与した。しかし、エルヴィスはトランプ氏をどう思っていただろうか、そして彼を支持しただろうか?
義理の弟で、エルヴィスのアンバサダー兼歴史家デビッド・スタンリー氏(68)は、エルヴィスはトランプ氏の政策を支持していただろうと語った。
「個人的に、私が知っているエルヴィスはドナルド・トランプの行動を歓迎するだろうが、彼の自己表現の仕方には少しおびえているかもしれない。しかし、保守主義、アメリカ第一主義、他人のポケットではなく自分たちのポケットにお金があること、石油需要から独立していること、戦争がないことなどに関して言えば、エルヴィスは『同感!』と言っただろうと思う」
さらに「エルヴィスはトランプは頭がおかしいと思ったでしょう。トランプに会いに行ったでしょう…『彼と話したい!』と。アメリカでは『ドナルド・トランプが好きなら、あなたは無神論者、悪魔だ』と人々は言うと思いますが、私は個人的にはドナルド・トランプが好きです」と述べた。