阪神・嶌村聡球団本部長が5日に秋季キャンプ地の高知・安芸で報道陣の取材に応対。青柳晃洋投手の米球界へのポスティング移籍を容認する考えを示した。
嶌村本部長は「基本的には背中を押す方向で。2年くらい前からの長いスパンで本人の希望は聞いていた。選手の希望、意気込みも前提ではあるが、チームとして総合的に判断した」と説明。青柳本人はマイナー契約も辞さない覚悟を示しているとのことだが、譲渡金の多寡については「そういう問題ではないと私は思っている」と語った。
阪神の選手がポスティングシステムを利用して米球界への移籍を目指すのは、アスレチックスへ入団した藤浪晋太郎投手以来、2年ぶり。2022年シーズンには最多勝、最優秀防御率、最高勝率の投手3冠にも耀いた虎のサイドスロー右腕が本場・米球界を目指し海を渡る時がきた。