侍ジャパンの早川隆久投手(26=楽天)が、5日に今季限りでの引退を発表したソフトバンクの和田毅投手(43)に対し、心境を明かした。
5日、宮崎での代表合宿中に取材に応じ「今朝、自主トレのLINEグループで『今年限りで引退します』と連絡がきたので、正直、びっくりしました。自分の中では目指す目標だったので心の中に穴が開いたという感じです」とショックを隠しきれない様子を見せた。
早川は同じ早大出身の大先輩・和田に2021年オフから自主トレなど公私ともに師事。レジェンド左腕を尊敬し、新人から同じ背番号21をつけてきた。「和田さんの練習に対する姿勢もそうですし、私生活での過ごし方も全然違いますし、大学からずっと目標にしてきた選手。和田さんは追っかける存在でもありましたし、モチベーションにもなっていた。プロに入れているのも和田さんの存在があったからです」としみじみと語った。
印象に残っている言葉について「『常にマウンドに立ったらエースという気持ちを持って投げなさい』という言葉をいただいたので、そういう気持ちを持ってマウンドに上がっている。和田さんみたいにしっかりゲームメークもして三振が取れて、優勝に導くような選手を目指していきたい」と決意表明した。