F1のRBに所属する角田裕毅(24)が、3日(日本時間4日)に行われたブラジル・グランプリ(GP)決勝で7位入賞を果たし、高い評価を受けた。
角田は3番手スタートから表彰台も狙える快走だったが、セーフティーカー(SC)導入のタイミングに泣かされて自身初の快挙は消滅。それでも雨天で大荒れの展開の中で、強烈なインパクトを残した。
この激走を受けて、オランダの大手モータースポーツ専門メディア「レーシングニュース365」は角田を絶賛した。
ドライバー全員の評価を発表し、1位は17番手から驚異の大逆転Vを飾ったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が10点満点で文句なしに選出。「比類なき走りだった。彼の最高のグランプリ優勝は圧倒的な勝利だった」と評した。
2位にエステバン・オコン、3位にピエール・ガスリーとダブル表彰台で躍進を果たしたアルピーヌ勢がともに9点と高評価。ジョージ・ラッセル(メルセデス)も9点を獲得した。
それに続いたのが角田で5位となる8点の評価。「スプリントでは大騒ぎするほどのことではなかったが、レースのグリッドで3位に入ったのは、オコンやチームメイトのリアム・ローソンを含む他の中団ランナーたちを予選で上回ろうとする強い努力の成果だった。レースでは戦略がうまくいかなかったが、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に10秒差まで迫り、チェッカーフラッグで7位を獲得した」と称賛した。
セーフティーカー導入のタイミング次第ではトップ奪取もあり得た角田の衝撃走は、F1界で確実に評価を高めたようだ。