大みそかの格闘技イベント「RIZIN.49」(さいたまスーパーアリーナ)でRIZINフェザー級王座をかけて戦う王者の鈴木千裕(25)と挑戦者のクレベル・コイケ(35=ブラジル)が火花を散らした。
2人は2023年6月、当時クレベルが保持していた同王座をかけて対戦。試合はクレベルが1ラウンド2分59秒で一本勝ちしたが、前日計量をクリアできなかったために記録はノーコンテストで王座はく奪となっていた。そんな因縁のリマッチが1年半の時を経て実現し、クレベルは「すごいうれしいです。榊原さんありがとうございます。千裕もありがとうございます。私またチャンピオンに戻りたいです」と闘志をみなぎらせる。
一方の鈴木も「前回試合した時、ノーコンテストですけど、自分の中で負けを認めているので。大みそかにリベンジして、本当の王者になるのでそれを楽しみにしてくれるとうれしいです」と復讐を誓った。
大みそかは「RIZIN.49」を含めた3部構成で行われる予定で、全体で「RIZIN DECADE」と銘打ちイベントが開催される。このカードが全体のメインとして行われることが濃厚だと榊原CEOから明かされ、鈴木は「RIZINアマチュアで優勝した時、関わってくれたコーチや仲間みんなに『いつか王者になって大みそかメインでやります』って言ったんで、実際にできて嬉しいです」(鈴木)。クレベルも「メッチャうれしいな。大みそかが一番大事。みんな大みそかメインしたい。うれしいです。めっちゃ素晴らしいです」とそれぞれ闘志をみなぎらせた。
運命の再戦を制するのは果たしてどちらになるか。