女子テニスのツアー最終戦、WTAファイナル(サウジアラビア・リヤド)で、世界ランク7位の鄭欽文(中国)が試合中に自国ファンをいさめ話題となっている。
鄭は1次リーグで同5位のエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)に7―6、3―6、6―1で勝利した。中国メディア「北京日報」によると、この試合で第3セット第4ゲームで鄭がブレークチャンスとなった際、中国人ファンがタイミングが悪いところで「鄭欽文、頑張って!」と声援。すると鄭は「叫ばないでよ!」と振り向いて観客をいさめる場面があった。
試合に影響することなく、鄭はその後も集中してプレーし勝利した。鄭は試合後のインタビューで英語で感謝の気持ちを述べたあと、中国語に切り替え「応援に来てくれたファンに感謝したい。一瞬感情をコントロールできなかったのですが、応援に来てくれた中国のファンには今でもとても感謝している。ありがとう」と釈明した。
このやり取りに中国ネット上では「集中しているときに叫ばれたら声援も逆効果だよ」と鄭に理解を示す声が。一方で「一流の選手は感情もコントロールできる」と注意した鄭への苦言の声も出ている。