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【全日本】青柳優馬 札幌で2年連続3冠陥落に敗戦の弁「やれ鬼門だ、呪いだと言われていますけど…」

東スポWEB 2024年11月6日 6時9分

全日本プロレスの3冠ヘビー級王座から陥落した青柳優馬(29)が、敗戦の弁を述べた。

4日の札幌大会ではV3戦でデイビーボーイ・スミスJr.(39)に敗北。1年前は中嶋勝彦に敗れ同王座を奪われた因縁の地で、またもベルトを引きはがされた。

一夜明け、無冠で帰京した優馬は「札幌がやれ『鬼門だ』『呪いだ』と言われていますけど、単純に僕自身が勝てなかっただけなので。札幌のせいではない。ただ北海道に申し訳ないことをしてしまったなという感じです…」と声を落とした。

4月の「チャンピオン・カーニバル(CC)」公式戦では〝死んだふり作戦〟により勝利した相手だったが、当時とは別人だったという。「キャリア、実績は僕よりもあるわけじゃないですか。CCでやったときは高圧的で上から目線的なものを感じたんですが、今回は一切なかった。むしろ全日本の歴史や3冠に対するリスペクトを感じましたね。僕なんか3冠ベルトをバラすと言ってたので、リスペクトのカケラもないですからね」と分析する。

象徴的だったのが、綾部蓮を退けV2に成功した10月22日後楽園大会だ。試合後にスミスJr.から次期挑戦を表明された優馬が右手を差し出すと、両手で握り返してきたという。

3冠ベルトに敬意を表したスミスJr.とは対照的に、優馬は「チャンピオンの間に3冠ベルトを3本にバラバラにしたい」と、1989年4月に統一された王座を再びインターナショナルヘビー、UNヘビー、PWFヘビーの3本に戻すことを団体に提案していた。その違いが勝敗を分けた要因の一つになったという。

もちろん、このままでは終われない。「とにかく返り咲きは真っ先に狙いたいところではあるかなと。失った今でも3冠のベルトを3本にバラしたいという目標は変わっていないので」ときっぱり。まずは阿部史典とのコンビでユニット「バカの時代」から出場する暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」(9日、後楽園で開幕)に気持ちを切り替えた。

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