テスラのイーロン・マスクCEOと人気ポッドキャスターのジョー・ローガンが、米人気リス「ピーナツ」の殺処分について「アメリカがもはや自由の国ではない証拠だ」と話した。
ピーナツは赤ちゃんの時にマーク・ロンゴさんに拾われ、7年間、大切に育てられた。家具の上からロンゴさんの手の上に飛び乗るなど、インスタグラムでさまざまな芸を披露し人気者となった。しかし10月30日に環境保全省が「野生動物だ」としてピーナツを押収し、狂犬病の検査のために殺処分した。この〝事件〟に対して、地元議員が「ピーナツ法」を提出し、同省への爆破予告が相次ぐなど、全米を揺るがしている。
マスク氏が先日、ローガンのポッドキャスト番組に出演し、「自由の国であるはずのアメリカに住んでいながら、政府が銃を持って家に押し入ってくるなんてあり得るのか?」と疑問を呈した。
「抵抗すれば、撃たれることになる。一方、政府はあなたのペットを連れ去り、処刑することもできる。ペットにそんなことができるなら、あなたには何ができると思いますか? 政府が彼の家に来て、ペットを連れ去り、殺している。私たちが知らない事件がどれだけあるだろうか?」
ローガン氏は「それは誇張ではない。明らかにペットで、赤ちゃんの頃から訓練されていたあのかわいいリスをなぜ殺すんだろうか? その男性がそのリスと交わすやり取りを見れば、それは素晴らしいものだった。本当にかわいかった。一体どうしたんだ、なぜあのリスを殺すんだ?意味が分からないよ」と同意した。
2人はその後、話題のリスの死を映画「ジョン・ウィック」のストーリーに例え、視聴者は愛犬を殺された後に復讐を求める主人公を応援していると指摘した。