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レッドブルが買収したJ3大宮視察のため名将クロップ氏が1月に来日「いろいろと話し合う」

東スポWEB 2024年11月6日 14時44分

J3大宮の全株式を取得して買収したオーストリアの大手飲料メーカー「レッドブル」が6日に都内で会見を開催し、チームの運営や強化など今後の方針について説明した。

レッドブルは10月1日に大宮の全株式を取得。サッカー部門ではオーストリア、ドイツ、ブラジルに続き、日本で4か国目の参入を果たした。

オリバー・ミンツラフCEOは「大宮は『眠れる巨人』と言っていい。大きなポテンシャルを私たちは見た」と買収の理由を説明した。

今季はJ3で優勝し、来季のJ2復帰が決まっている。今後について、元ドイツ代表エースFWでサッカー部門のテクニカル・ディレクターを務めるマリオ・ゴメス氏は「大宮はJ2で10年もプレーする気ははない。J1でもアジアチャンピオンズリーグに出られるレベルのチームにしたい。3年とか4年とか5年とかかもしれないが、近いうちに目標に到達したい」と躍進を誓った。

またミンツラフCEOは、リバプール(イングランド)やドルトムント(ドイツ)など世界屈指の名門を指揮した世界的名将で、レッドブルのグローバルサッカー責任者への就任が発表されたユルゲン・クロップ氏についても言及。「報道でご存じのように、ユルゲン・クロップが私たちのサッカーのトップに就いた。ユルゲンはマリオとともに、サッカーに関するいろいろなことをやってくれる。来年1月に来日して、いろんなことを話し合うことになっている。そうした形で、このクラブを一歩ずつ高めていきたい」と来年1月1日の就任早々に来日する方針を明らかにした。

クロップ氏に関して、具体的には「事前に私たちは、レッドブルが大宮アルディージャを買いたいと思っている話をしていた。彼にとっても非常に興味のあることだったと思う。1月に就任してからすぐに日本に来て、まずチームを視察して、いろいろと話し合うことになる」と名将が大宮でのプロジェクトに強い関心を寄せていると強調した。

「クロップ自身が日本という国、日本のサッカーについても非常に素晴らしいところと考えている。特に、前回W杯での日本の活躍も当然クロップは現場で見ていたわけだから、そういったことも知っていると思う」

これまでMF香川真司(C大阪)やMF南野拓実(モナコ)など多くの日本人選手を指導してきて親日家でもあるクロップ氏が、今度は大宮を舞台に活躍することが期待できそうだ。

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