新日本プロレスは6日、来年1月4日東京ドーム大会の主要対戦カードを発表。辻陽太(31)がIWGP・GLOBALヘビー級王者のデビッド・フィンレー(31)に挑戦することが発表された。
辻は今年のG1クライマックス公式戦と準決勝でフィンレーに2連勝。4日大阪大会でタイチの挑戦を退けV4に成功したフィンレーから次期挑戦者に指名された。
この日の会見で辻は自身を指名したフィンレーに敬意を示しつつ「ウォー・ドッグスは確かにバイオレンスで残酷なユニットなのかもしれない。ただリーダーのフィンレーは乱入を使ったり、武器を使ったり、彼一人だけがこざかしいマネをしている。新日本プロレス年間最大のビッグマッチ。1・4東京ドームはスピード、技、パワーすべてを正々堂々とぶつけるプロレスが彼とできたらいいと思ってます」と宣戦布告。「自分の中ではIWGP世界ヘビー級のベルトが新日本の中ではトップだと思ってます。ただ4月に内藤(哲也)さんに負け、G1決勝でザック(セイバーJr.)に負け、現状俺に挑戦する資格は今ないと思ってます。でもフィンレーからベルトをかけて戦おうと言っていただけたので、その覚悟に自分の覚悟をもって応えるつもり。そしてこのベルトを、俺は自分のやりたいことをかなえるために使う。その一歩にしたいと思ってます」と目を輝かせた。
一方のフィンレーも「俺は立ちはだかる敵をすべて倒し、全てを手に入れて今ここにいる。俺がお前と再戦するのはただ寛大なだけではない。俺は強いリーダーであると同時に、銃口を向けてくるのが敵だけでなく身内かもしれないという焦燥感を常に抱いている。これまで以上に強さを証明しないといけない。誰から銃を向けられても、俺はちゃんと気付いている」と自信満々。辻へのリベンジを誓っていた。