新日本プロレスは6日、来年1月4日東京ドーム大会の主要対戦カードを発表。エル・デスペラードがIWGPジュニアヘビー級王者DOUKI(32)に挑戦することが正式決定した。
デスペラードは今年7月にDOUKIに敗れベルトを失うと、左膝負傷により長期欠場に突入。11月17日のスターダムとの合同興行(大阪)で復帰を控えている。4日の大阪大会に登場するとDOUKIの持つIWGPジュニア王座挑戦を表明していた。
この日の会見に出席したデスペラードは「タイミングがちょっと難しいんですけど、あと2か月ある状態ということは、自分の気持ちでありいろいろなものを練り上げていく時間だと思っているので。今ここで思いついたことをパンパンパンと並べたところでそこに僕の気持ちは乗ってなくて。どうせ年が明けたら全然関係ないこと言っていると思う」と心境を告白。
「欠場しました、戻ってきました、新しいすごい必殺技がありますってそんな少年誌みたいな話はないので。今まで僕が積み上げてきたことには絶対の自信がある。自分が積み上げてきたものは簡単に変えたくない」としながらも「舞台を経験させていただいて、そこで新しくできた仲間とのコミュニケーションで得た新しい刺激や、ワールドで彼のタイトルマッチなんかを見て悔しいわけですよ、やっぱり。自分は試合ができていない、プロレスラーなのに…というストレスがすごかったので。そういう部分の爆発がこれからあと2か月くらいですかね、うまく練り上げられて1月4日にちゃんといい形で出せればと思ってます」とモチベーションを高めていくつもりだ。
一方で迎え撃つDOUKIは「デスペラードとはいろいろありました。ただ王者として今の気持ちを述べるとすれば、今までの続きをやるつもりはありません。デスペラードを王者として迎え撃つ。むちゃくちゃワクワクしてます。どの試合にも負けるつもりはありません。IWGPジュニアが世界最高だということを改めて発信していきたいと思います」とかつての盟友との王座戦へ闘志を燃やす。
東京ドーム本戦初出場となるが「本戦に出るからうれしいとかそういう気持ちは全然なくて。僕は今、IWGPジュニアヘビー級王者なんです。東京ドーム…新日本プロレスの年間で一番大きい大会ですよね。その舞台で王者としてしっかり、内容も結果も見せる。それだけです」と力強く言い切っていた。