新日本プロレスは6日、来年1月4日東京ドーム大会の主要対戦カードを発表。IWGP世界ヘビー級王者のザック・セイバーJr.(37)が、翌5日東京ドーム大会との2夜連続防衛を予告した。
ザックは4日大阪大会でNEVER無差別級王者の鷹木信悟の挑戦を退け3度目の防衛に成功。直後のリング上で、同大会でSANADAとのシングル戦を制した海野翔太、そして米国・AEWのリコシェから挑戦表明を受けていた。
そしてこの日、年間最大興行1・4ドームで海野とのV3戦が正式決定。リコシェとは5日大会でのスペシャルシングルマッチが決まった。ザックは「今回の対戦にあたって、海野が挑戦者になることに疑問を持っている人もいるかもしれないが、自分には一切なかった。海野翔太という名前は新日本の未来であり、いずれは団体を率いることになると思うが、彼が王者になるのは次の東京ドームではない。新世代に時代を委ねるのは、今ではない」とキッパリ。「新日本プロレスという会社が地球最高の会社であることを証明する。新日本から離れた人たちもたくさんいるが、若手の台頭もあった。彼らを引きあげる俺の役割。いつか海野が王者になるための手ほどきをしてあげようと思っている」と余裕をのぞかせた。
さらに1・5で対戦するリコシェに対し「リコシェとは英国や米国、豪州などさまざまな国で戦ってきた。彼の方から戦いを申し入れてくれたのは最大の褒め言葉と受け取っているし、うれしい」とニヤリ。「海野選手に勝つことができたら、この試合はタイトルマッチになる。ここでまたザック・セイバーJr.の時代を新しく切りひらくのはいいことだと思う」と2夜連続の防衛戦を行う意向を明かしていた。