〝ミスター女子プロレス〟こと神取忍(60)率いるLLPW―Xが6日、「神取忍還暦祭り」(18日、東京ドームシティホール)でデビューする新人・彩乃(18)のリングネームを発表した。
この日、大会をPRするため神取、井上貴子、NØRI、キャサリン、彩乃が東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪問。同大会でデビューする彩乃のリングネームが「ひなた乃彩(のあ)」に決定し、デビュー戦では伊藤道場の志真うたと一騎打ちを行うことを発表した。
一般公募で100通以上届いたリングネームの中から神取、貴子と相談して選んだというひなたは「リングネームが決まってうれしいです。今はとても緊張してますが、これから戦い方を考えていきます。勝ち負けにかかわらず楽しく試合をしたいと思います」と笑顔を見せた。貴子は「集まった名前の中には剛力彩乃っていうのもあったりしたけど(笑い)。この名前を鑑定してもらったら『これは伸びる』って言われたので楽しみですね」と語った。
ひなたは2006年3月3日生まれで東京都足立区出身。小学6年時にいとこの影響で柔道を始め、中学2年からボクシングを習い始めた。妹の影響でドラゴンゲートの観戦に行ったことがきっかけでプロレスラーを志し、今年3月に高校を卒業すると高齢者向けのデイサービスに就職し働きながらLLPWの道場に通っていた。現在はデイサービスを退職し、雑貨屋でアルバイトをしながら練習をしている。練習を見てきた貴子は「最初は仕事もつらかったみたいでいつも弱気で泣きながら練習してた。けど仕事を辞めてからは練習でも力強くなって、私が教えたマスカラスもいい感じに仕上がってきた」と期待を寄せる。
一方の神取は「デビュー戦に全力で挑んでもらって『みんながむしゃらに生きていけよ』っていうメッセージを送るような試合をしてほしいし、そういうレスラーになってほしいな」とエールを送った。
また、共に来社したNØRIは同大会でマリーゴールドのビクトリア弓月との対戦に燃えている。今秋のリーグ戦「ドリーム・スターGP」の公式戦で敗れ悔しい思いをした。「前回負けた時は控室で他の選手もいる中、神取さんにお𠮟りを受けた。今回は絶対に勝って神取さんの還暦をお祝いしたいです!」と力強く語った。