立憲民主党の野田佳彦代表は6日、米国大統領選で共和党候補のドナルド・トランプ氏が当選確実になったことを受けてコメントを発表した。
野田氏は「ドナルド・トランプ氏がアメリカ合衆国の次期大統領に選出されたことに心から祝意を表します。新たなリーダーのもと、国内の分断を乗り越え、円滑に政権移行が進み、米国民の結束と協調が高まることを期待しています」と述べた。
続けて「米国社会は、相違点の中から一致点を見い出し、社会問題を乗り越える多様性と復元力を歴史的に証明してきました。次期大統領がその力を引き出し、米国のさらなる発展と繁栄につながるよう祈念します」とした。
大統領経験者が返り咲くのは132年ぶり。来年1月20日に第47代大統領の就任式を迎えるトランプ氏に対しては「国際社会では今、法の支配に基づく国際秩序に対する挑戦や、地域紛争、大国間競争、先進国とグローバルサウスの溝など様々な対立や分断が生じ緊張が高まっています。また、気候変動の影響などが深刻化しています」と指摘。その上で「こうした国際情勢で米国は、自由、民主主義、人権、法の支配といった普遍的価値のもとに、主導的役割を果たしてきました。今後とも、国際平和の構築及び地球的課題においてリーダーシップを発揮していくことを期待します」とエールを送った。
最後に野田氏は「日本と米国は、普遍的価値の絆、日米同盟で固く結ばれています。今後とも、国際社会が直面する様々な課題の解決に向けて、日米が手を携えて共に取り組み、世界の平和と繁栄に尽力していきたいと思います」と締めくくった。