ノア6日の後楽園大会で〝野獣〟藤田和之(54)がマサ北宮(36)を徹底破壊した。
いつも通り赤まむしドリンクをグイッと飲み干して試合に臨んだ藤田は、序盤から北宮と激しい肉弾戦を展開だ。エルボーや張り手はもちろん、場外で頭突きを打ち合って骨の激突音を響かせて会場に悲鳴がこだました。中盤にはパワーボムを返されてからパイルドライバーでマットに突き刺されるなど攻勢を受ける。だが驚異的なタフネスではね返すと、タックルにラリアートでなぎ倒す。さらに咆哮してからパワーボムから顔面蹴りにつないで圧巻の3カウントを奪った。
試合後も野獣の興奮は収まらず。レフェリーやセコンドの制止を振り切って額に拳をつきたてるてると、体重を乗せた頭突きでKOしてリングを降りた。しかしこの日の藤田はこれで終わらない。コメントスペースで「あのヤロー!!」と猛っていた北宮を襲撃し、またも顔面に拳を突き立てて「顔じゃねえんだよ!」と一喝し去っていった。遺恨は深まる一方のようだ。