ドナルド・トランプ前大統領がホワイトハウスに戻ってくることでUFO界わいがにぎわっている。
1991年から94年まで英政府のUFOデスクを務めた元国防省の役人ニック・ポープ氏は英紙サンに「トランプ氏が再選されれば、いくつかの機密文書を公開する大統領令を可決するだろう。その期待が世界のUFOコミュニティーの中で高まっている」と語った。
実際、大統領選中に出演したポッドキャスト番組のインタビューで、トランプ氏は「ご存じのとおり、宇宙から来る人々には大きな関心が寄せられている。大統領時代、国の行政機関などから多くのことを聞かされた」と明かしていた。
また、UFO研究家の竹本良氏は「トランプは、大統領になればより多くのUAP(未確認異常現象)情報を開示すると公言していました。AARO(米国防総省傘下の全領域異常対策室)設立の立役者ルイス・エリゾンドによれば、宇宙人情報も円盤回収やリバースエンジニアリングについても既に開示されている大統領の1人という話。宇宙人の直接情報を入手したら即皆さんに公表するというイーロン・マスクとタッグを組めば、全世界に宇宙人の真相が暴露されることは間違いないでしょう」と指摘する。
選挙戦でマスク氏はトランプ氏支持を公言し、トランプ氏は大統領に就任した際には「マスク氏が望むのであれば要職に起用する」と言い、マスク氏は「喜んで仕える」と応じていた。
竹本氏は「月面探査ばかりか火星移住計画も練る半分宇宙人のようなマスクのことですから、全世界に宇宙人フィーバーの渦を巻き起こすと思います。それも1年内にやり遂げるでしょう」と話している。
毎年のように行われている複数の調査によると、米国人の6割近くがUFOを信じている。さらには8割前後が「政府がUFO、エイリアン情報を隠蔽している」と答えるのだ。トランプ氏への期待の〝UFO票〟が当選を後押ししたのかもしれない。