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暴言炎上ドジャース投手にヤンキースGMが異例対応 「もっと重要な仕事を…」のツッコミも

東スポWEB 2024年11月7日 9時59分

ドジャースの投手がインターネット上で放った〝見下し発言〟が大きな波紋を広げている。

発端となったのはジョー・ケリー投手(36)が4日(日本時間5日)にポッドキャスト番組「Baseball Isn’t Boring」に出演した際の言動だ。ドジャースはヤンキースを破り、4年ぶりにワールドシリーズを制覇し「不釣り合いな対戦だった」「プレーオフに出場したチームの中では8番目か9番目のチーム」「俺たちは怠けずにプレーする」などとヤンキースをコキ下ろしまくった。

最終的に4勝1敗で〝圧勝〟したとはいえ、お互いに長いシーズンを戦って実現した頂上決戦。ケリーの刺激的な言葉の数々にはファンから「いくらなんでも言い過ぎだ」と批判が殺到した。自身は右肩の違和感でポストシーズンに出場していなかったため「お前は出場してないだろ」などと輪をかけて感情を逆なでし、グラウンド外で炎上してしまった格好だ。

対戦相手のチームメートからとんだ〝暴言〟を浴びせられたヤンキースでは、ブライアン・キャッシュマンGM(57)が5日(同6日)に報道陣に応対した。ただ、その場は米テキサス州サンアントニオ。ストーブリーグの幕開けとなるGM会議の場だった。本来ならば編成方針などが語られる舞台だが、キャッシュマンGMは「聞いたよ。ドジャースにも知り合いがいる。だから(ドジャース)内部の意見を聞いたことがある。(ケリーの発言は)グループ全体というより、一部の特定の選手のものだと思う」「ジョーの場合、彼が話していることがなぜか少し個人的なことのように感じられる。だから、それ以上のことは言えない。それ以上のことは言えないよ」と語ったという。

一選手が他球団をぶっ叩き、球団幹部が公式の場でコメントする異例の状況に米メディア「SI」は「ジョー・ケリーによるヤンキースへのバッシングに反応」と取り上げ「キャッシュマンはオフシーズンでもっと重要な仕事を抱えている。それは大谷翔平に次ぐ野球界で2番目に高額な契約を結ぶ可能性があるFAの強打者、フアン・ソトを引き留めることだ」と〝ツッコミ〟を入れながら結んでいる。

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