今夏のパリ五輪ブレイキン女子で獲得ポイントゼロの独創的なパフォーマンスで非難を浴びたレイチェル・ガン(ダンサー名レイガン=37、オーストラリア)が競技から引退する意向を語ったと、同国「ABC」など各メディアが報じた。
ガンは7日、オーストラリアのラジオ局「2DayFM」で「またブレイキンをしているが、競技には出ない。もう出ない。いや出ない」とし「競技を続けるつもりだったが、今となっては戦いに臨むのは本当に難しい」と語ったという。
同メディアは「レイチェル・ガンはパリ五輪でのパフォーマンスに対する極端な反応が嘲笑の対象になったことを主な理由としてブレイキンから引退した」と指摘した。
ガンがパリ五輪で非難を浴びるパフォーマンスを披露すると、SNSなどに誹謗中傷が書き込まれ、オーストラリア代表になった選考過程を疑う声が浮上し、関係者が正当性を主張するなど大論争に発展。また9月にテレビ出演した際には、街中でメディアに追いかけられるなど、過剰な取材について「どうすればいいのか。パニックに陥っていた」と語っていた。