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「THE W」4年ぶり準決勝進出のレモンコマドリ 2回戦のウケなら決勝進出も十分ある!

東スポWEB 2024年11月7日 16時4分

“女芸人マニア”として知られているお笑いコンビ「馬鹿よ貴方は」の新道竜巳が、これから“馬鹿売れ”しそうな女芸人を紹介するこの連載。今回は、今年の女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」で4年ぶりに準決勝進出を果たした、女性漫才コンビを紹介する――。

「THE W 2024」の2回戦、私はすべて見に行きました。その中で目立ってウケていた1組がこのコンビです。

【プロフィル】
コンビ名:レモンコマドリ
結成:2019年4月1日
養成所:NSC大阪41期生(18年入学)
所属事務所:トゥインクル・コーポレーション
写真左:小野寺ゆき
生年月日:1994年8月9日
出身:長崎県
写真右:梶原はるな
生年月日:1998年2月11日
出身:大阪府

レモンコマドリとしての「THE W」準決勝進出は初めてですが、以前はテラリウムというコンビ名で大阪で活動されていて、この名前では20年に準決勝に進出しています。しばらくして上京してレモンコマドリに改名。今はライブに数多く出演しています。

漫才の設定が独特で面白く、ウソではなく本当にそう思ってしゃべっているんだろうな、という説得力を感じるところがレモンコマドリの面白いところです。自分の不満を楽屋で相方にグチるかのような温度で漫才を運ぶのも、引き込まれる要素なのかもしれません。とにかく言葉の遊び方が秀逸です。そんな実力者が久しぶりの準決勝になります。

今年の2回戦では、会場を巻き込んでウケていました。準決勝は今月14、15日に行われますが、決勝進出の期待は十分にあります。トークでは物静かではありますが、聞けば聞くほど漫才のように引き込まれる魅力が梶原さんにはあり、小野寺さんもおっとりとして傍観者のような立ち位置で、自然と面白さを繰り出すのも目が離せません。

そんな2人に話を聞きました。

――お笑いを始めたきっかけは

小野寺「06年のM―1グランプリを見て」

梶原「幼稚園の時に見た『笑う犬の冒険』のDVD」

――「THE W」の手応えは

小野寺「準決勝に行ったとは思いませんでしたが、みなさまの笑い声が聞こえた時はホッとしました」

梶原「分からない。こういうのは相対評価なので本当に何も感じない」

――賞レースに対する思いは

小野寺「優勝したいというより、1人でも我々のことを知ってくださる人が増えたらいいなと思っています」

梶原「みんなすごいな~と思います。出てる人も見てる人も」

――将来の目標は

小野寺「お笑いのお仕事だけで生活ができるようになりたいです。欲をいえば地元でのお仕事ができたらうれしい」

梶原「新大陸の発見」

――今後やりたいことは

小野寺「ライブを中心として、まだやったことのない動画投稿や配信などもできたらいいなと考えております」

梶原「相方が世に見つかるといいですね。勝手に頑張ってほしいです」

――上京した時期と理由は

梶原「2022年の6~7月に上京しました。天啓です」

――ネタの作り方は

梶原「天啓です」

――影響された番組や芸人さんは

小野寺「チュートリアルさん、阿佐ヶ谷姉妹さん、M―1全般」

梶原「ラーメンズさん、象さんのポットさん」

――コンビ仲が良さそうだが

小野寺「裏ではバチバチで、いつ相方を倒そうかともくろんでおります。全然遊んだりしません」

梶原「ビジネスパートナーです」

――今の事務所を選んだ理由

梶原「ラーメンズさんがいると知ってて、上京した時にちょうどオーディションをやっていた」

――相方をわかりやすく説明すると

小野寺「独特な子」

梶原「口車の手のひらの上で踊る、ネギ背負ったカモ」

準決勝を突破して、ぜひ決勝で見たいコンビです。

☆しんどう・たつみ 1977年4月15日生まれ、千葉県出身、本名・濱島英治郎。平井“ファラオ”光と組む「馬鹿よ貴方は」として「THE MANZAI」「M―1グランプリ」で決勝進出を果たした実力派。緻密なネタ作りに定評がある一方、女芸人ナンバーワン決定戦「THE W」では、予選会場に足しげく通い、ほとんどの出場者のネタを見るほどの“女芸人マニア”。

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