MLBのGM会議第2日は6日(日本時間7日)、テキサス州サンアントニオで行われ、FA市場最大の目玉とされるファン・ソト外野手(26=ヤンキースからFA)に関する情報が激しく飛び交った。
今季、打率2割8分8厘、41本塁打、109打点をマークした強打者にはヤンキース、メッツ、ドジャースなど多くの球団が接触していると言われるが、米紙「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が「ソトの獲得を狙うリストは増大しており、そこにレイズも加わっている」と報じ、衝撃が走っている。
何しろレイズは今季の総年俸額が米メディアによれば8879万ドル(約137億円)で、全30球団中28位の〝貧乏球団〟。3億3200万ドル(約481億円)でトップのメッツの1/3以下の資金でなんとかやり繰りしている。そんな〝庶民派〟が、獲得にはドジャース・大谷翔平投手(30)の7億ドル(約1015億円)と同等か、それ以上かかると言われる超大物に思い切ってアタックしたというのだから、米メディアは騒然だ。
「スポーツノート」は「質素なレイズがソトにオファーを出すとは考えにくい」と信じられない様子だが「もしファン・ソトがこのチームと契約すれば、MLB史上最大の衝撃となる」と指摘。一世一代の賭けに出た? レイズの動向から目が離せない。