フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯(8日開幕、東京・国立代々木競技場)に出場する男子の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)は、自身の演技にフォーカスしていく。
GPシリーズ第1戦スケートアメリカ(米国)で3位に入り、GPファイナル(フランス)進出が現実味を帯びてきた。今大会がGPシリーズ初戦となる鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は7日の公式練習を終え「頭一つ抜けている」と冷静に分析。だからこそ「現状では(鍵山)に勝てる状況ではないと自分は思っている。彼以外に負けないように自分の実力を出し切る」と力強く語った。
かねて痛めていた右太ももの状態がスケートアメリカ後に悪化。「悪化しないと言われていたけど、なぜか悪化していた。ショックよりも、笑いが出てくるような感じだった」というが、覚悟はできている。「ファイナルしか今は頭にない。ちょっと頑張らないといけないところで、いつも以上に結果を求めてやっていきたいが、やることは変わらずに、できることをとにかくやることを意識してやっていきたい」と闘志を燃やした。
万全な状態ではないが「今回は練習が積めていないので、アドレナリンに頼りたい」と気合十分。土壇場で底力を発揮できるか。