山陽オートの「第8回泉屋カップ」は7日、2日目の開催が行われた。
二次予選A10Rで岡谷美由紀(40=浜松)が今節初勝利を挙げた。好スタートを決め2周回で先頭に浮上する速攻劇。「後ろが気になった」と田中哲が迫り仕掛けてきたが、振り切った。
「コーナーは初日より跳ねはなかった。でも、まだ思い切りグリップを開けていけない。跳ねないタイヤを見つけたい」。乗り味に課題は残り、対策は必要だ。
それでも初日は3着、2日目に1着と好走。足周りが完全でなくても結果が出るのは、エンジンがいい証拠だ。前節の伊勢崎でシリンダー、ピストンを交換。良化につながっている。「エンジンは直線の感じがいい。整備したことがいい方に向いている」と手応えを感じ取る。
今年はここまで2優出。8月の川口で通算5回目の優勝を飾ったが、その後は優出がない。ただ、エンジン状態はいい上に「スタートもいいタイミングで出れば悪くない」と飛び出しの切れも出てきた。
3日目は準々決勝戦。再度の速攻劇で連勝を飾り、勢いがつけば準決勝戦進出だけでなく、優出も現実味を帯びてきそうだ。