四日市競輪のナイターGⅢ「泗水杯争奪戦」が7日に開幕。シードメンバー9人によって争われた12Rの初日特選は、真杉匠(25=栃木)が強烈なまくりで乱戦を制した。
前受けの新山響平(31=青森)が、寺崎浩平(30=福井)を出させず赤板からハイピッチで飛ばす。出切れなかった寺崎が4番手に収まったが、じっくり脚をためていた真杉が鐘4角から満を持してスパートすると、前団をのみ込んで佐々木悠葵(29=群馬)とワンツーを決めた。
だが、レース後は「中団を取れたのが大きかった。本当はもうワンテンポ早く仕掛けて(自分も)先行争いできればよかったけど、前が下りて来た時に見てしまって…。練習やアップの感じが良くなかったのもあって、気持ちで負けてしまいました」と反省の言葉を繰り返した。
V争いを占う一戦での白星に満足することなく、課題を挙げたシリーズリーダーは「2日目こそしっかり力を出し切るレースができるように」と険しい表情で結んだ。