WWE第3ブランド「NXT」のジュリアが、〝伝説の会場〟で大暴れした。
6日(日本時間7日)に放送されたNXTは、ペンシルベニア州フィラデルフィアの2300アリーナで開催。同アリーナは1990年代に一世風靡した伝説のハードコア団体・ECWの常設会場「ECWアリーナ」としても知られた。このため旧ECWの中心選手で、WWE移籍後も活躍した〝RVD〟ロブ・ヴァン・ダム、ババレイ&ディーボン・ダッドリー、ライノ、〝美熟女〟ドーン・マリーらが久しぶりに登場した。
そうした中、ジュリアはメインイベントとなった豪華10人タッグマッチに出陣。ステファニー・バッケル、ケラーニ・ジョーダン、ザリア、ジョーディン・グレイスと組み、ロクサーヌ・ペレス&コーラ・ジェイド&ジェシー・ジェイン&ファロン・ヘンリー&ジャズミン・ニックスと激突した。
試合前の控室では「今夜はここECWで、やつら全員をぶちのめす!」と言い放ち、リーダーとしてチームを鼓舞した。ここで、2日のPLE「クラウン・ジュエル」でイヨ・スカイ&カイリ・セインとも対戦した、ラッシュ・レジェンド&ジャカラ・ジャクソンが現れ、ジュリアとステファニーを挑発。ジュリアもステファニーとともに若手コンビと対峙した。
ゴングが鳴ると、ジュリアはステファニーとの鮮やかな連係から、ジャズミンにドロップキックを発射。すかさず、ステファニーとダブルのエルボードロップも決めてみせた。続けて、9月のWWE移籍から抗争を続けるNXT女子王者ロクサーヌを呼び込み、豪快なノーザンライトスープレックスで叩きつけた。王者から反撃にあうと、フィラデルフィアの観衆は「ジュリア! ジュリア!」の大チャントだ。
さらに試合展開が荒れて、両チームの10人がリングでにらみ合うと、ジュリアは宿敵コーラを標的にしてボコボコに。ロクサーヌも場外に投げ捨てて奮闘。両チームがリング内外で入り乱れる大乱戦となり、ジュリアは旋回式のファルコンアローをロクサーヌにぶっ放した。ジェシーのネックブリーカーで場外に転落させられると、ラッシュ&ジャカラが登場。すかさずジュリアはジャカラにドロップキックを放ち、ステファニーもラッシュにクロスボディーを浴びせてみせた。
最後はザリアがロクサーヌを沈めて、ジュリア組が勝利。〝伝説の会場〟で存在感を示したジュリアは、自身のXに「ありがとうECW 私はいつもフィラデルフィアが大好き」とポストし、充実感を漂わせた。
NXTは「ABEMAプレミアム」にて視聴可能。