カーリング女子で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)は、日本のライバル相手に盤石の戦いぶりを見せた。
ワールドツアー世界最高峰・グランドスラム(GS)の1つであるカナディアン・オープン(カナダ・アルバータ州ニスク)のプールC第3戦(7日、日本時間8日)で中部電力と対戦したLSは、第1エンド(E)に2点を先制すると、第2Eに2点をスチール。第3Eに2点を返されるも、第4Eにスキップ・藤沢五月の好ショットで4点を追加する。第5Eに3点を許した直後の第6Eにすぐさま2点を奪うなど、最後まで試合を優位に進めた。第7Eは中部電力が1点を獲得したものの、コンシードを選択。10―6でLSが勝利を収めた。
今大会前に行われたサビル・グランプリでLSは予選敗退。中部電力にも敗れていたが、サード・吉田知那美は「課題を見つけることができた」と前向きにコメント。修正点を洗い出したことで「勝つことはもちろんだが、課題に取り組むことでだいぶパフォーマンスが上がると感じている」と手応えを口にしていた。
LSはプールC3連勝を飾り、プレーオフ進出が決定。試合後に「ABEMA」のインタビューに応じた藤沢は「中部電力さんにリベンジという形で勝つことができた。試合の前半の入りから、試合前練習から集中して、LSDからしっかり試合の緊張感、集中力を持って入ることをチームで確認した。この3試合は前半いい感じで入れている」と振り返った。
プールC最終戦は8日(日本時間9日)にカナダチームと相まみえる。