ロッテ・佐々木朗希投手(23)の去就が米国内でも大きな注目を集めている。
将来的なMLB挑戦を目指す怪物右腕は今オフの移籍を目指すのか、ロッテ側もポスティングの申請があった場合に認めるのかどうかについて方針を明らかにしていない。それでもMLBではワールドシリーズが終了し、ストーブリーグに突入。テキサス州サンアントニオではGMミーティングも開かれており、米メディアの間では佐々木について連日報道されている。
そんな中、イリノイ州の放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」で選手育成のアナリストを務めるランス・ブロズドウスキー氏が放った発言が波紋を呼んでいる。米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演した際、ブロズドウスキー氏は最速165キロを誇る佐々木の直球を絶賛した上で「彼は山本よりも優れた投手だと思う」と発言し「全体的なパッケージが素晴らしい。メジャーリーグのマウンドで投げるスプリットは、おそらく野球界で最も際立ったスプリットの一つになるだろう」と絶賛した。
一方、米メディア「エッセンシャリー・スポーツ」は7日(日本時間8日)にブロズドウスキー氏の言葉を取り上げ「その才能を巡る荒唐無稽な主張」とバッサリ。「山本由伸はより完成された投手としてMLBにやって来た。しかし、佐々木朗希はメジャーリーガーのようなパフォーマンスをコンスタントに発揮するためには、まだまだ修正が必要だ。今シーズンは耐久性に重大な懸念があった。彼の持ち味である速球は威力を失い、腕(のコンディション不良)のせいで先発も何度か回避した。特に彼のような速球派の投手はケガに悩まされる」といい「佐々木を健康な状態で保つことはチームにとって難しく、今は日本にとどまる方が得策かもしれない。彼のパフォーマンスが真のピークに達する時を待つ必要があるかもしれない」。〝時期尚早〟というわけだが、果たして――。