FC2創業者の高橋理洋容疑者が今月7日に韓国から関西空港に帰国した際、わいせつ電磁的記録陳列の疑いで京都府警に逮捕された。
高橋容疑者は動画投稿やネットサービスを展開する「FC2」を1999年に立ち上げ、世界的なサイトに成長させたが、動画やライブ配信に対し、京都府警は2015年に不特定多数の者にわいせつな動画データを提供したわいせつ電磁的記録陳列の疑いで逮捕状を出し、国際海空港手配されていた。
脚光を浴びたのは2022年の参院選だ。同容疑者は、親友であるガーシー(東谷義和)がドバイ滞在のまま参院選に立候補することを受け、「モザイクをぶっ壊す!」を公約に掲げ、自身も比例代表に立候補した。
その際、同容疑者は容疑に対し、「全くの冤罪。人を傷つけたとか明白な罪を犯していれば償うが、でっちあげの罪で何年も入れられるのはまっぴらごめんです」と話し、弟でFC2運営会社の社長だった弟が同じくわいせつ電磁的記録陳列の罪などで懲役2年6月、執行猶予4年の判決が出ていたことにも不信感を募らせ、頑なに帰国を拒んでいる理由と明かしていた。
一方で、前年に父親が亡くなった際に葬儀に参加できなかったことを悔やみ、「日本で暮らす母親にもっと親孝行したい、一緒に暮らしたい思いが強くなった。愛国心が強くなった。選挙で当選できるとは思っていないが、世の中の不条理や理不尽を世間に訴えて、ほんの少しでも変えていきたい。ガーシーさんや立花さんにも背中を押された」と話し、望郷の念が日増しに強くなっていることを吐露していた。
昨年6月にガーシーがドバイから事実上の強制帰国で、逮捕された後も同容疑者はタイや韓国に滞在し、7月には「父親が亡くなった後、跡継ぎがおらず会社が売られてしまった。FC2も辞めたし俺が日本にいれたなら後を継ぎたかったんやけど悲しいな。10年日本に帰れない間に色々な事が変わっていく」と日本への思いをSNSに投稿していた矢先の帰国で、逮捕となった。
立花氏は自身のユーチューブで「ガーシーが日本に帰ってきて、逮捕、勾留されて懲役3年、執行猶予5年になった。日本の司法、警察、裁判所がいたってまともなことを高橋さんは理解されたんじゃないか。有罪になっても執行猶予がつく。ガーシーとは仲良しで、常に一緒にいた。帰国されて逮捕されたことは良かったと思う。本人もあえて逮捕されると分かって、日本に戻ってきたと思う」と推察した。