全日本プロレス暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」(9日、後楽園で開幕)の前日会見が都内で行われ、暴走男〟諏訪魔(47)と〝マット界随一の偏屈者〟鈴木秀樹(44)がいきなりぶっ放した。
2人は「バカの時代」としてBブロックにエントリー。ところが会見で鈴木が「私が代わりにしゃべります」と切り出すや「1か月バカの時代でミーティングを重ねてきましたが、1つの結論に達しました。諏訪魔と鈴木秀樹はバカの時代を離脱します」と唐突に言い出した。
もともと「バカの時代」は諏訪魔&鈴木のチーム名だったが、最強タッグにはなぜか青柳優馬&阿部史典、佐藤光留&宮本裕向も「バカの時代」所属として同じBブロックにエントリー。団体側の判断で勝手にユニット化されていた。
諏訪魔は「新チーム名はエボリューションです」と発表。2人は「BAKA」の文字が入ったTシャツの上から「エボリューション」Tシャツを着こんだ。
会見場は騒然とし、バカの時代の優馬は「ウソだろ。聞いてない…」とぼうぜん。バカの時代での映画化を計画していた佐藤は「しょせんバカの言うことなんで、それが全てです」とだけ話した。
諏訪魔&鈴木は9日の初戦で優勝候補の宮原健斗、3冠ヘビー級王者デイビーボーイ・スミスJr.と激突する。鈴木は「明日の試合がすべてなので、明日の試合を見てください」とエボリューション初戦に意味深な笑みを浮かべたが、果たして…。昨年は中嶋勝彦&大森北斗が優勝した暮れの祭典は、今年も波乱含みだ。