13日に開幕する国際大会「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」で連覇を目指す野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(49)と高橋宏斗投手(22=中日)が8日、バンテリンドームで「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2024 日本VSチェコ」の前日会見に臨んだ。
チームは10月29日から行われた宮崎合宿を終え、名古屋入り。この日は日本シリーズに出場していた牧秀悟内野手(26=DeNA)、桑原将志外野手(31=同)、佐野恵太外野手(29=同)、栗原陵矢内野手(28=ソフトバンク)も合流し、全28人が集結。井端監督は「今日から初めて全員そろっての練習がスタートするが、今までその4選手以外は想像しているよりはるかに調整がいいなと思っている。ここから1つ、2つと上がってきてくれればいいかなと思う」と期待を寄せた。
しかし、日本シリーズ組の4選手の状態について「確認を取りながらになる。イニングとかも踏まえて、今日話し合って、今日の夜に明日のスターティングメンバーを決めようと思っています」と起用法を慎重に話し、「(4選手とも)全員が『明日は休ませてくれ』っていうと、(野手の)人数が10人しかいないということになるので何人かは出てもらわないと困る。本大会まで2試合しかない。状態を上げていかないと」と危機感を募らせた。
その上で「この2試合で選手はしっかり状態を上げるのを第一優先にし、しっかりチームを見極めて本大会へ進めればいい」と気を引き締めた。
9日に先発のマウンドに上がる今季セ・リーグ最優秀防御率のタイトルを獲得した高橋宏は「プレッシャーを感じると思うが、まずは自分がしっかりやってきた中で、シーズン中と同じようなピッチングができればいい」と腕をぶした。
チェコ代表のパベル・ハジム監督は「世界でベストのチームと対戦するが、選手全員健康です。いいゲームをしなければいけないという責任感を持っている。プレミア12で日本が素晴らしい成績を収めることができるように、私たちも支援させていただきます」と語った。