南アフリカを訪問していたウィリアム皇太子が最終日の7日、反王室派から「今すぐ帰れ」と抗議活動を受けた。英紙エクスプレスが7日、報じた。
ウィリアム皇太子は地球温暖化と戦う革新的な解決策を紹介する「アースショット賞」のプロモーションのため4日から同国を訪れ、各地で熱烈な歓迎を受けた。ところが、最終日にケープタウンのカルクベイを訪れて群衆にあいさつしている最中に、反王室派2人の抗議活動に遭遇した。
1人は「ウィリアム、あなたには我が国における主権はない」と書かれたプラカードを掲げ「今すぐ帰れ」と叫んだ。皇太子は動じることなくあいさつを続けたが、王子に反対する声が上がる一方で、多くの支持者たちはデモの声をかき消そうとした。反王室派の声に対して支持者たちからは「ウィリアム、ウィー・ラブ・ユー」というコールが巻き起こった。
この訪問で初めて抗議活動を受けたウィリアム皇太子だが、キャサリン皇太子妃と3人の子供たちは学校に通っているため英国に残り、単身での南ア入りだった。
皇太子は「ケープタウンが大好きです。ここで過ごした1週間は最高で、本当に楽しかったです。私の子供たちもここに来たいでしょうし、キャサリンもそうでしょう」と抗議活動も意に介せず、南アへ敬意を表していた。