台湾でもキム・ドヨン〝フィーバー〟が巻き起こった。「WBSCプレミア12」に出場する韓国代表は8日、1次ラウンドの決戦の地である台湾入り。最年少「30―30」でニュースターとなった金倒永(キム・ドヨン=21)が桃園空港に登場すると、多くのファンがサインや写真を求めて殺到した。
あまりの混乱ぶりにKBO関係者が途中で中断して宿舎に向かったが、韓国メディア「朝鮮日報」は「台湾のファンもほれました。人気満点のキム・ドヨン」と伝え「スポーキー」は「やはりスーパースターは違う。熱い歓迎に戸惑ったようだが、ファンサービスをしてスターの威厳を保った」と報じている。
KIAに所属し、今季は打率3割4分7厘、38本塁打、40盗塁、143得点と多くの最年少記録を塗り替え、チームを韓国シリーズ優勝にまで導いた。
この日はMLB公式サイトが、プレミア12の注目の8選手の1人としてキム・ドヨンを紹介。「驚くべきシーズンを送り、韓国シリーズ優勝に貢献した。精巧さと長打力を兼ね備え、韓国と対戦するすべての投手が恐れる打者」と高評価したことで、韓国メディアもさらに熱が入ったようだ。
キム・ドヨンを中心とする韓国は13日に台湾、14日にキューバ、15日にドミニカ共和国、18日に豪州と1次ラウンドを行う。