四日市競輪のナイターGⅢ「泗水杯争奪戦」は8日、2日目を迎えた。二予11Rは、中野慎詞(25=岩手)の仕掛けに乗った佐藤慎太郎(48=福島)が渾身の番手差しを決めて48歳初白星を挙げた。
前日7日に誕生日を迎えたシンタロウが、1日遅れで誕生日を自ら祝ってみせた。
「昨日も(新山)響平は俺の誕生日だから先行してくれたと思うし、今日の慎詞も昨日俺が誕生日だったからってことで駆けてくれたんでしょう。今月は誕生日月間ということで、自力選手には俺のために先行してもらいたいですね」と真顔でジョークを飛ばすなど上機嫌。
その後は真面目なトーンで「慎詞は2周駆けられる選手ですし他のラインはキツかったんじゃないですかね。強かったし、最後は勝手に残るだろうと思ったので全力で踏みました。自分の感じは悪くないです」と振り返った。
「準決勝は真杉と一緒かな?」と予想していたが、その真杉が二予で失格となり、再度、中野の番手で準決12R突破を図ることに。「お客さんの声援がありがたいし、応えられるように頑張ります」と最後は力強く語った。