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【全日本】諏訪魔が〝去就〟熟考か 最強タッグ直前…悩める胸中告白「考えていることがあって…」

東スポWEB 2024年11月9日 6時9分

暴走男はどこへ――。全日本プロレスの諏訪魔(47)が、悩める胸中を明かした。

暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」(9日、後楽園で開幕)には鈴木秀樹(44)とのユニット「バカの時代」でBブロックにエントリーしていたが、前日会見の場でバカの時代からの離脱を表明。今後はチーム名も「エボリューション」として活動することを決めた。

「バカの時代」から出場する青柳優馬&阿部史典、佐藤光留&宮本裕向だけでなく、団体スタッフも寝耳に水だった。すでに団体側もチーム名を「バカの時代」としてアナウンスしていたため、慌てて対応に追われた。

会見中は質疑応答に応じなかった諏訪魔は終了後に取材に応じ「横浜(7月のエボリューション興行)で『エボリューションをやる』ってみんなに約束したし、今はエボリューションでやりたい気持ちが強くて。それに秀樹が『みんなバカに走ってるから逆をいこうよ』って言ったのが大きかった。厳しく、強さを求めるプロレスを今はやるべきなんじゃないかな」と釈明した。

ただし、真意は別のところにある様子。「俺自身のことでも、いろいろ考えていることがあって…」と言いながら言葉を濁す。10月にデビュー20周年を迎えた2024年は、諏訪魔にとって節目の年だった。

一方で7月には、3冠ヘビー級王座戦線からの撤退を表明。すぐに撤回したが、耳性めまいによるドクターストップでリングを離れた時期もあった。激闘を積み重ねてきた代償は大きく、満身創痍での戦いが続いている。

「プロレスに入った時に目標とした20年をやることができたからね。その先はいろいろ考えないといけないなと」

くしくも、同い年の新日本プロレス・棚橋弘至は26年1月での現役引退を発表したばかり。諏訪魔は「キャリアは上だけど、年齢は一緒だからね。やっぱり棚橋選手の引退を聞くと、いずれそういう時が俺にも来るのかなとか、いろいろ考えるよ」と口にし遠くを見つめた。

最強タッグに向けても「もうバカはやらないから。今は鈴木秀樹と優勝したいという気持ちだけ。最後に花を咲かせたいね」。悲愴感を漂わせた諏訪魔の言葉は〝去就問題〟にもつながる可能性が出ている。

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