卓球女子で世界ランキング6位張本美和(木下グループ)に対し、中国側が警戒感を強めている。
8日に行われたWTTチャンピオンズ・フランクフルト(ドイツ)のシングルス準々決勝で、張本は世界ランキング39位の何卓佳(中国)と対戦。力強い両ハンドを軸とした攻撃で第1ゲームを先取すると、第2ゲームも奪って勝利に王手を懸けた。第3ゲームは屈したものの、第4ゲームをきっちり取って3―1で快勝。準決勝では世界ランキング4位の王芸迪(中国)と対戦する。
そんな中、中国メディア「捜狐」は準決勝の張本―王芸迪戦を予想。「準々決勝の成績を見れば、両者とも非常に調子がよく、基本的には五分五分の状況。しかし、本気で戦えば、心理的なレベルでは張本美和がやや有利だ」との見解を示した上で「張本美和は現段階では女子日本代表で最強の選手であり、その強さを確認する必要がある。アジア選手権では、中国の王芸迪、孫穎莎を倒して日本の団体優勝に貢献した」と評した。
その一方で王芸迪に対しては「力があるが、精神が不安定で、厳しい戦いができないのが最大の欠点」と厳しい評価を下しながらも「リベンジのチャンス、自分を証明するチャンスは目の前にある」と奮起を促したが、白星をつかみ取るのはどちらだ。