新日本プロレス8日(日本時間9日)の米国・ボストン大会で、STRONG無差別級王者のゲイブ・キッド(27)が藤田晃生(22)の挑戦を退け4度目の防衛に成功した。
試合中にマイクを握り遺恨が勃発中のケニー・オメガ(AEW)を挑発するなどやりたい放題だったゲイブだが、ブレーンバスターをAbandon Hope(変型スタナー)で切り返されると劣勢に。ラ・ケブラーダ、スワンダイブ式ミサイルキックから2発目のAbandon Hopeを浴びてしまう。
それでもロープに足をかけて何とか3カウントを逃れると、3発目のAbandon Hopeを阻止してパワーボムを発射。強烈なニーからパイルドライバーで形勢逆転に成功する。ジャンピングパワーボムもキックアウトし驚異の粘りを見せた藤田を、最後はマッドマンボムで振り切った。
試合後もパイルドライバーを仕掛けようとしたゲイブの元には、藤田と同期で「TMDK」の大岩陵平が登場。ローリングラリアートを浴びたゲイブは「大切な仲間がやられて黙ってられねえよ。ゲイブ、アイム、ネクスト・チャレンジャー」と挑戦要求された。
大岩はこの日の大会でKENTAとのシングル戦を制するなど勢いに乗っているが、もちろんゲイブも逃げるつもりはない。「B級リーグのノアから帰ってきた生意気なヤツが来やがった。大岩! AEWから挑戦者を募ったが、お前に先に挑戦させてあげよう」と迎撃を宣言。「ロングビーチに来い。ドクターボムをかましてみろよ。俺しかいない。俺こそが男、俺こそが最高の狂気だ」と12月15日(日本時間16日)の米カリフォルニア州ロングビーチ大会でのV5戦を予告した。