4年ぶりリーグVに貢献した巨人・浅野翔吾外野手(19)の〝挑戦〟に阿部監督がうなずいた。
9日、ジャイアンツ球場で行われた秋季練習に浅野が参加。打撃練習を外野で見守っていた阿部監督のもとを訪れると、質問をぶつけた。高卒2年目のオフを迎える浅野は先輩の自主トレに帯同する若手を尻目に地元での単独自主トレを計画。メニューの作り方や過ごし方についてコーチ、先輩ナインから情報を収集している。
指揮官は「(浅野が)『(来季)どうしたら使ってもらえますか?』と聞いてきたから『打てば使う』と言った」とピシャリ。そのうえで、「(単独自主トレは)いい精神修行になる。1人できつい練習をやるのってきつい。昔、(DeNAの)筒香に聞いたことがあるけど、自分がどう打っているか分からないくらい量を打つらしい。そういう選手でもそういうことやっていたみたいよって(伝えた)」と明かした。
今季の浅野は8月途中から一軍に定着。40試合に出場し3本塁打、18打点と終盤のチームの起爆剤となった。
浅野は「サボれる状況をつくって、どれだけサボれずにできるかというのを精神的にも鍛えたい」と狙いを説明。「打撃、守備、その2つは確実にしたい。すべてレベルアップしないと来年は使ってもらえない。信頼を得られるようにやるしかない」と3年目への危機感をあらわにした。