全日本プロレス暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」は、大荒れの幕開けとなった。
9日の東京・後楽園ホール大会では「オリンピア」が流れる中で恒例の入場式が行われ、全14チームが参加した。ところがセレモニー中にサイラスとハートリー・ジャクソンがエキサイトし、大乱闘が勃発。リング上は大混乱となった。
すると黒潮TOKYOジャパンと、立花誠吾がトペ・コンヒーロを同時発射。これを合図に第1試合のBブロック公式戦(サイラス&ジャクソンvs黒潮&立花)が行われ、2024年を締めくくる暮れの祭典が幕を開けた。
試合はパワーで上回る北斗軍外国人コンビが優位に進めたが、最後の最後に落とし穴が待っていた。デスバレーボムを狙うジャクソンが立花を担いだところ、回転エビ固めで3カウントを奪われてしまった。
試合タイムは2分30秒。敗れたサイラス組は怒りが収まらない。客席になだれ込むと、観客から次々とパイプイスを奪いリングに投げ込む。観客のコートやバッグも乱れ飛ぶ惨事となった。
さらにレフェリーをKOすると、解説席にいた青柳亮生にも暴挙を働く始末。今年の祭典は波乱含みだ。