全日本プロレス暮れの祭典「世界最強タッグ決定リーグ戦」が9日の東京・後楽園ホール大会で開幕し、Bブロック公式戦では青柳優馬(29)、阿部史典(29)組が、佐藤光留(44)、宮本裕向(42)組との「バカの時代」同門対決を制した。
最強タッグには当初、「バカの時代」から諏訪魔&鈴木秀樹を含めた3チームが同じBブロックにエントリー。ところが前日会見の場で諏訪魔&鈴木が「バカの時代」からの離脱を表明し、チーム名を「エボリューション」に変更する騒動が起こった。
寝耳に水の優馬組と佐藤組だったが、試合は一進一退の攻防が続いた。優馬と宮本が、諏訪魔の代名詞である「投げるぞ、おい!」の掛け声で、水車落としを仕掛け合う。さらに経緯を説明するのも面倒なので省略するが、6分過ぎには4人が股間を押さえて悶絶する場面もあった。
両軍が「バカ!」「バカ!」と言い争った試合は最後、阿部がお卍固めで宮本を捕獲。その隙に優馬がジャックナイフ式エビ固めで佐藤から3カウントを奪った。
試合後、阿部が「初戦勝ったチームは負ける流れがあるから…」と口にすると優馬は「もう俺らの最強タッグは今日で終わったと…」と思わず同意してしまうシーンも。
それでも優馬は「ファンの間の優勝予想、結構上位だからやるしかない。優勝するぞ。俺らがメインで『バカ』って叫ぶぞ!」と宣言すると、再び2人で「バカ」「バカ」言いながらバックステージを後にした。