女子プロレス「スターダム」の〝欲深き黒虎〟スターライト・キッドが、新日本プロレスのKOPW王座に挑戦するタッグパートナー、鈴季すず(22)にエールを送った。
タッグリーグ「ゴッデス・オブ・スターダム」ブルーゴッデス公式戦(9日、東京・竹芝)で鈴季とのタッグチーム「狂乱女虎」は、ユニット「ネオジェネシス」の星来芽衣&狐伯と同門対決。両軍が全く譲らない一進一退の攻防が続き、20分時間切れ引き分けに終わった。
これで狂乱女虎は1勝1分け1敗で勝ち点3。試合後、取材に応じたキッドは「うちらはスターダムの中でも異色なタッグで実力的に全く問題ないと思ってたので、今の結果は誤算でしたね。でも、あと5戦残ってるから、まだ決勝に進む道は残ってる。ここから1点も落とさない」と力強く語った。
相棒の鈴季は新日本との合同興行(17日、エディオンアリーナ大阪)で、KOPW保持者グレート―O―カーンにハードコアルールでの挑戦が控えている。
キッド自身も同大会でエル・デスペラードと組み、ザック・セイバーJr.&舞華と対戦するが、鈴季の挑戦について「絶対にKOPWを取ってきてほしいですよね。スターダムの選手で、あのタイトルを争うのも面白そう。すずは男子選手との試合はやり慣れてると思うので、何も心配はしてないです。ボコボコにしてKOPWを取ってきてほしい」と激励の言葉を送った。
ただし、欲深い黒虎が黙っているわけがない。鈴季のKOPW獲得後には自身が挑戦し、大舞台でのタイトル戦実現をもくろんでいる。
「今はもちろん、すずと一緒にタッグリーグを優勝することを考えてますけど。また新日本の東京ドーム大会にも出たいですし…あのタイトルを持っていたら出られる可能性もあるでしょ? だからすずがKOPWを取ったら、私が1番に挑戦したいなっていう気持ちはあります」と目をぎらつかせた。キッドの狙い通りになるか注目だ。