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【酒飲みの新常識】飲み会の誘いが増えるシーズン…「痛風」どうしたら予防できる?

東スポWEB 2024年11月10日 10時29分

今年も残すところあと2か月。夏が長過ぎたからか、あまり実感はない。だが、このところ忘年会を兼ねた飲み会のお誘いがやたら増えた。気づけば週3回、ヘタすると連ちゃんで飲み会が入っていることも。私なぞまだいい。代理店の男友達は、年末年始は週5で飲み会だという。

こうなると心配なのが痛風。しかもかつて彼は痛風発作を一度起こしている。幸いにも彼の場合はすぐに尿酸値が下がったため、通院には至らなかったが、いつ発作が起こるかと戦々恐々の日々を送っている。いや、彼だけでなく尿酸値の高い男性陣は皆、怯えているに違いない。

ではどのようにしたら、肥満、痛風を予防できるのだろう? 先日イベントでご一緒した痛風専門医に聞くと「胃袋をゴミ箱代わりにしないこと」という返事が返ってきた。つまりおなかいっぱいなのに、「もったいない」からと無理に食べ切らないことが大事だという。痛風の主たる原因は肥満。BMI(体格指数)の上昇につれ尿酸値も上がる。尿酸値を上げないためには、適正体重を維持することが大切なのだ。

ただし、「無理に食べ切らない=破棄する」ことではない。例えばこれから出番の多い鍋だったら、〆はその日のうちに食べずに明朝にする。コースの場合は、店の方に食べ切れない旨を伝えてストップをかけたらいい。時期や店にもよるが、〆のご飯をおにぎりにして持たせてくれることもある。ちなみに私はコースが始まる前に「残すのが嫌なので、量を少な目に」とお願いするようにしている。

日本では残さず食べるのが美徳、マナーとされているが、痛風をはじめとする病気になってしまったら元も子もない。だからと言って、せっかく作ってもらったものを残すのはしのびない。自分なりに工夫をして食べ切れる量を頼む、また「もう少し食べられるかな?」と思うところで箸を置く習慣をつけるようにしよう。

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