カーリング女子で北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレ(LS)は、惜しくも4強入りに届かなかった。
ワールドツアー世界最高峰・グランドスラム(GS)の1つであるカナディアン・オープン(カナダ・アルバータ州ニスク)の準々決勝(9日=日本時間10日)では、韓国チームと対戦して4―6で敗戦。予選を3勝1敗と好調をキープしていたが、悔しい結果に終わった。
この日は前半の第4エンド(E)を2―3で折り返すと、第5Eにも1点を許す苦しい展開。それでも、第6Eに2点を奪って試合を振り出しに戻す。不利な先行で迎えた運命の最終第8Eは、スキップ・藤沢五月がショットを決め切れずに点を仰ぐ場面も。最後は韓国チームに2点を喫して万事休すとなった。
試合後の藤沢は開口一番で敗戦の弁を吐露。「ABEMA」のインタビューに対し「私のラストショットのところまでいいところをつくっていた。最後決め切れれば勝てていた。あと少しのところでしっかり決め切れないと、GSはトップチームにしか出ていないので、ああいうミスは負けに直接的につながる。悔しいゲームだった」と顔をしかめた。
ただ、悲観はしていない。「勝ちに程遠い試合ではないので反省をしつつ、前向きに次の大会に取り組んでいきたい」。2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪へ、課題を一つずつ修正していく。