弁護士の細野敦氏が10日、TBS系「サンデージャポン」に生出演。松本人志が、週刊文春の発行元・文藝春秋に対して損害賠償などを求めた訴訟を取り下げたことについて、分析した。
週刊文春は昨年12月、松本が女性に対し、性的行為を強要したという内容の記事を報じた。
これを受け松本は今年1月、週刊文春の発行元・文藝春秋などに対し、損害賠償などを求める訴訟を起こした。
延期となっていた第2回弁論準備手続きは、今月11日に予定されていた。
だが、松本は8日にコメントを発表し「強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました。そのうえで、裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました」と報告した。
和解ではなく、訴えの取り下げになったことについて、細野弁護士は「和解の場合には『もう裁判を起こそうと思っても、次はもう起こせませんよ』ということ。訴えの取り下げは、それでも、もう1回裁判を起こそうと思えば起こせる。それが特別な訴えの取り下げという方法」と話した。
続けて「本件の場合には和解を続けて、すり合わせができたはず。なかなか条件が折り合わなかったと思われます」と指摘し、「訴えの取り下げと同意というかたちで、裁判を終わりにしましょうねということで、合意ができたのかなという感じがします」と述べた。