侍ジャパンの戸郷翔征投手(24=巨人)が10日に行われたチェコとの強化試合(バンテリン)に3回から2番手として登板。2回を投げ2安打無失点だった。
昨年のWBCでも対戦しているチェコ代表について戸郷は「大谷(翔平)さんもね、最初苦しめられてましたし、独特な野球っていうのをやっているかなっていう印象なんで。あんまりデータも分からないですし、その中で打撃も力強いバッターも何人かいますし、明日、国際大会の雰囲気を感じながらやっていきたいと思います」と語っていたが、特に楽しみにしていたのがフルプ(巨人・育成)との同門対決だ。「楽しみたいなと思いますし、戦えた時は全力勝負でいきたいと思います」と闘志を燃やしていた。
フルプも「戸郷投手と対戦したい」と気合十分。初対決は4回無死の場面で実現したが、結果は四球。戸郷はマウンド上で悔しそうな表情を浮かべた。
続くチェルベンカに中前打を浴びて無死一、二塁のピンチを迎えたが、後続を抑えて無失点。「久しぶりの実戦でしたがケガなくゼロに抑えられて良かったです」と手応えをつかんでいた。