野球日本代表「侍ジャパン」が10日、バンテリンドームで行われた強化試合チェコ戦で9―0で圧勝。9日に続く同戦の強化試合で連勝を飾り、連覇を目指す第3回WBSCプレミア12へ弾みをつけた。
初回に4番に座った阪神・森下の左中間への2ランで先制。7回に代走で出場した日本ハム・五十幡が快足を飛ばして二盗、三盗を決めて追加点を奪うと、8回は楽天・辰巳の適時二塁打などで一挙6点を追加し、試合を決めた。
投げては先発の楽天・早川から7投手が完封リレーを完成。チェコ打線から計17三振を奪った。試合後、井端弘和監督は「正直、勝てたことは満足している。この2試合でやりたいことはあって、ある程度一通りできたかな。非常に満足している」と納得の表情で振り返った。
13日から本番の第3回プレミア12でオーストラリア戦(バンテリン)を迎えるが「国際試合の初戦はタフな試合になるのは、経験して分かっている。(点を)取れる時にしっかり取って、無駄な失点をしないようにやっていけたら」と気を引き締めた。