米女子ゴルフツアーの今季最終戦「ツアー選手権」(21日開幕)出場権と来季のシード争いは、今週の「アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン」(14日開幕、ともにフロリダ州)で決着する。
ポイントランキング4位の古江彩佳(富士通)、9位の西郷真央(島津製作所)、17位の笹生優花(アース製薬)、26位の畑岡奈紗(アビームコンサルティング)は、すでに60位以内の最終戦行きを決めている。その一方で〝当落線上組〟は、この試合の結果次第で運命が決まる状況だ。
中でも西村優菜(スターツ)にとっては正念場だ。先週の「ロッテ選手権」で43位に終わり、69位に後退。かねて「最終戦は出たい」と話しており、滑り込み出場がかなうか注目される。また、シード圏内ギリギリ80位につける勝みなみ(明治安田)は、ポイントを加算できない予選落ちは避けなければならない。
さらにシビアなのは80位圏外からシード入りを目指す選手。先週の5位で100位に上がった吉田優利(エプソン)は、現状維持で準シードだが、80位以内へのアップが目標となる。米ツアー1年目で苦戦が続く稲見萌寧(Rakuten)は103位につけており、準シード以上なら来季へ向けた方針も変わってきそうだ。
62位の渋野日向子(サントリー)にとっては最終戦圏内復活を目指す戦い。それぞれの選手にどのような結末が待っているのか。