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松本人志に文春が突きつけた〝隠し玉〟 突然の訴え取り下げのウラ

東スポWEB 2024年11月11日 5時10分

ダウンタウンの松本人志(61)が女性問題を報じた週刊文春への訴えを取り下げ、大きな関心を呼んでいる。松本側は文春から、問題となった飲み会の危うさをうかがわせる〝隠し玉〟を突きつけられていた――。

松本は2015年に都内の高級ホテルであった飲み会で女性A子さんらに性的行為を強要したと昨年12月、文春に報じられ、名誉毀損されたとして東京地裁で争った。松本が8日に訴えを取り下げ、文春がこれに同意したことで訴訟は終結。松本は同日の声明で、性的行為の強要について「強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました」と強調している。

ただ、文春からは、A子さんが飲み会の危うさを示すようなLINEのスクショを突きつけられていた。

A子さんは15年の飲み会翌日、飲み会について「危なかった」「やんわり対応してギリギリ守れた」といった趣旨のLINEを知人女性に送っていた。〝一線〟は越えなかったが、性的行為を強要されたことをうかがわせるような内容だ。

文春側の代理人弁護士は8月、地裁に約20の証拠を提出。このうちの一つが前出LINEだった。事情を知る関係者の話。

「訴訟では松本さんのほうが分が悪いとみる関係者は少なくなかった。その根拠の一つとして、A子さんのLINEの存在がありました」

かたや松本側は文春に対し、報道は誤報だと認めさせる謝罪声明案を用意していた。その原文は以下の通り。

「松本人志さんがA子さんを含む複数の女性に対し、本人たちの意思に反して性的行為を強要したかのように報道しましたが、そのような事実はなく、すべて誤りでした」「松本人志さんの名誉を著しく毀損して多大なご迷惑をおかけしましたので、記事を取り消し、お詫び申し上げます」

松本側はこれを週刊文春とその電子版、文春オンラインの3媒体で掲出するよう文春側に求めたものの、〝幻の謝罪声明〟に終わった。むしろ、松本のほうが訴えを取り下げ、8日の声明で女性たちにおわびする形になった。

「松本さんとしては提訴当初のもくろみが外れ、厳しい立場になったことが浮き彫りになりました」(前出関係者)

10日放送のTBS系「アッコにおまかせ!」で、菊地幸夫弁護士は訴えを取り下げた松本について「〝どちらかというと負け〟というと大げさかもしれないけど、それに近いような表現と受けとめてもいいのかなと思う」と話した。

とはいえ、松本の活動再開を望む声はファンやテレビマンに多い。今後の展開はいったいどうなるのだろうか。

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