スペイン1部レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(23)が10日(日本時間11日)、ホームでのバルセロナ戦にフル出場。公式戦7連勝中でリーグ戦で首位に立つ強豪を相手に攻守で好プレーを連発し、1―0での勝利に貢献した。
下部組織でプレーした古巣を相手に、何度もゴールを脅かした。前半20分、ペナルティーエリア内で縦に突破し、鋭いクロスを上げるも、味方が決めきれず。さらに同30分、キレキレのドリブルで相手2人を突破し左足で鋭いシュート。惜しくもGKに阻まれたが、さすがのプレーに会場は大いに沸いた。Rソシエダードは同33分、FWベッカーの得点で先制。1―0で前半を折り返した。
後半に入っても久保の動きは衰えることなく、スルーパスやドリブルで好プレーを見せた。バルセロナが反撃を仕掛ければ、守備でも奮闘。ピンチを体を張ってしのぎ、1点を守り切った。
チームは2連勝。久保はマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれた。スペインメディア「ムンド・デポルティボ」は久保を「スター」と表現し「右サイドで常に危険な存在。チームにとって最大のアドバンテージを見つける方法を知っていた。素晴らしい仕事だ」と高く評価した。
勢いそのままに、2026年北中米W杯アジア最終予選インドネシア戦(15日、ジャカルタ)と中国戦(19日、厦門)に突入する久保。森保ジャパンでも爆発してくれそうだ。